モーラ全廃棄日記

将棋好きが贈る日々のなにか

今年を振り返って

  早いもので。今年も残すところあと一日、というところまで来てしまいました。

 あ、どうも。まっきーです。

 それはともかく。

 もう年末! 

 もう年越し! 

 ひゃあ! 年越しそば食べなきゃ!!

 …などなど。まぁ、まだまだ色々とやることが多いような少ないような、そんな年末でございます。

 大掃除は済みましたか? これからかな?

 おせち、お重、あとはお雑煮とか云々の支度は? 

 年末と言えば……餅つき! 今日、ぼくも父方の祖父母の家でやってきました。久しぶりに使う筋肉を酷使した結果、もう既に腕がヤバい。これ書いてるいまも相当キテます。明日はもっとひどいんだろうなぁ…… みんなも日ごろからある程度の運動とか筋トレをしておいた方がいいと思うよ! いつどこで力仕事任せられるかわかったもんじゃないからネ! 若いし!

 

 …と。年末、あるいは年始の過ごし方はとりあえずいまは置いておいて。

 とりあえずは、タイトルにもあるように『今年を振り返る』ことをしてみようかな、と。長いよ。長くするよ。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 さてまぁ。

 『今年を振り返る』というのが今回のテーマ、お題なんですけど。

 ……なにから語っていきましょうか。

 いろいろある。それこそ数えだしたら、まぁキリがないくらいには。

 さて、どうしましょう。

 とにかくノープランで書きだしてるんで、いろいろと取っ散らかった内容になってしまうのは許してほしい。いや、いつもわりとテキトーなことしか言ってない気がするんでいつも通りといえばいつも通りなのかもしれないけど!

 

 

 それじゃあ一つ目。

 一つ目は『少しだけ前向きになれた』こと、かな。

 ぶっちゃけこの言い方で合ってるかわかんないですね…

 ただ。

 いろいろと自分の中で葛藤があったり対話があったり、あるいは誰かに相談にのってもらったり。些細な、大きな、積み重ねがあって。

 その分だけ苦労して、思い悩んで、立ち止まって、後ろを見て。

 だけど。

 決して、後悔はしない、と。

 自分がいままで生きてきた人生は、それは自分自身が選択してきた道だから。

 悩んで。迷って。苦しんで。泣いて。怒って。悲しんで。

 その果てに選んだみちなんだから。

 それはきっと、間違いなんかじゃなかった。

 外から見て「それは間違っている」と言われたとしても。

 これは、わたしが、僕が、俺が。

 選んだ運命なんだから。

 ならせめて。

 終わる最後の最期まで。

 無様でも、無意味でも。足掻いてみせようと。

 そうして、最後に笑って。

 「あぁ。俺の人生は間違ってなかった」と。

 言えるような、言えるように生きてみようと思いました。

 

 …したら、まぁ。

 死ねないよなぁ。

 30そこらじゃ全然死ねない。

 それっぱかじゃあ、なにも成しえていない。最後まで走り切ってない。

 『死』という選択肢を選ぶことは『楽』でいい。

 そうすれば、後には――自分の人生に関して言えば――なにも残らないから。

 だけど。

 だけど、それは『逃げ』の選択だ。

 苦悩を歩み、苦難に対峙して、どうしようもない絶望に直面し。

 人生には辛いことしかなくて。

 生きているのが嫌になることだってあるかもしれない。

 …けれど、だからといって『死』を選ぶ。

 それは、本当に最善の選択なのだろうか。

 

 人はいつでも選択を強いられる。

 小さなこと。今日はどんな服を着ようとか、靴を履こうとか。

 大きなこと。大学はどこを受験しようか。就職はどこにしようか。

 人生における分岐点は無数にあって。

 だけど、それを選べる機会はたった一度しかない。

 やり直しなんてできない。引き返すことなんてできない。

 だから僕たちは、

 未来という不確かな明日に向かうために

 現在という確実な今日を精一杯悩んで苦しんで

 過去という昨日からよりよい明日を目指すために学ぶのだと思う。

 

 『逃げる』ことは『楽』でいい。

 それは、もう既に身をもって体験している。

 甘い甘い、密の味。

 蕩けるように甘い毒。

 だけど。

 だけど、ね。

 それだけじゃ、ダメなんだ。

 逃げてばかりじゃ、ダメなんだ。

 立ち向かって、歯向かって、あぁクソ。自分で言葉にするって難しいなぁ!?

 

 傷つくことは、誰だって怖い。

 失うこともきっと同じ。

 けど。

 そうやって、怖がってたり、逃げてばかりじゃ。

 いつまでたっても、未来には進めない。

 過去にしがみついたままじゃ、決して明日には進めない。

 

 「俺だけがそう思ってるのか?」

 と聞けば、きっと

 「そんなこと、みんな考えてる」

 と返ってくる。

 当たり前のこと、なんだと。

 笑ってしまうよね。

 だって、そんな当たり前のことで、十数年あるいはもっと頭を抱えて悩んでたんだから。

 だけど、それが。

 どうしてかな。

 たまらなく、嬉しくもあった。

 俺は自分で「もしかしたら頭のおかしなヤツなんじゃないか俺は」と何度も思った。

 だけど。ふたを開けてみたら。

 どこにでもいるありふれた人間で。

 まさに『井の中の蛙大海を知らず』というやつだ。

 自分の世界に、思想に、拘泥していたせいで何も知らなかった、知ろうとしなかった。

 こんな(俺の)人生は間違っている!

 こんな風に育てた人間は間違っている!

 …違うんだよ、昔の俺。

 誰も、何も、間違ってなどいなかったんだ。

 それ以前に。

 正解、なんてものが合ったのかも怪しい。

 さっきも書いた。

 人間は常に選択することを強いられてきている。

 大なり小なり大きさの違いはあれど。

 その数は、夜空に輝く星の数ほどには。

 その場その場で最善の選択をしてきた。

 あるいは選択肢を提示されてきた。

 それを、

 選んだのは、

 俺、だろう?

 

 ただ、不満を誰かの所為にしたかった。

 ただ、苦痛を誰かに押し付けたかった。

 ただ、

 自分の人生に責任を持ちたくなかった。

 たった、それだけの、ことだったんだ。

 逃げて、逃げて、逃げて、逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて――!

 

 行きついた先には、なにもなかった。

 

 あるいは、なにもないことがわかってしまったか。

 

 

 ……クールダウンよわたし。

 いや、なんか勢いで書きすぎたというかなんというか。

 どうだろう。

 本当はわかってないのかもしれないね。

 口だけは……まぁ、達者ってほどでもないけれど、あることないこと言うことにかけては、うん。やっぱ自信ないね!

 とまぁ、それはさておき。

 結局、こうして見つめ直す、あるいは教えてくれたきっかけになったのは他でもない天パのおかげなんで、そこは素直に感謝しています。

 本当にありがとう。

 こんなめんどくさいやつで、ごめんね。

 

 …いや、というか聞いてくださいよ!

 この天パ野郎、「どうせまっきーがめんどくさいことなんてみんな知ってるし、なんならそんななのに付き合いがある人らも大概だよ(意訳)」って言ってたんですよーぅ!

 ひどくない!? ひどいよね!! 俺と一緒くたにしちゃ失礼だろ!!

 

 で、えーっと。

 なんの話だっけ。

 あ、そうそう。『逃げた先には何もない』って話でしたね。

 といっても、これ以上は特にないんだよね。

 結局、逃げ続けることにも限界があって、だから俺はそうするのはもうやめにしよう、ってそんな話。

 いつまでたっても『変わらない』とか、そんなの俺の性には合ってないからね。

 

 

 

 それじゃあ二つ目!

 『天元突破グレンラガン』を見れたこと、です。

 いやぁ、もうね。

 

 めっっっっっっっっっっっっっっっちゃ!!!!!!

 おもしろかっっっっっっっっっっったっっっっっっっっ!!!!!!!!!

 

 こんだけ字ぃでっかくしたんでどれだけ面白かったのか伝わると思う。伝われ。

 というか、一つ目で『未来(と書いて明日と読む)に進む』ってワードが出てたの完ッ璧にバリバリ影響受けてますね。なんだコイツ。

 自分を、仲間を信じればどんな不可能・困難にだって立ち向かえる。

 特に『自分を信じる』っていうのがひどく胸を打ちました。

 上でも書いたかもしれないけど、最終的に判断する・信じるのは自分なんですよ。

 「俺が信じるお前でもない! お前が信じるお前を信じろ!」って。

 たとえどんな強敵が現れても。

 共に戦ってきた仲間を信じ、己自身を信じ。一分でも一秒でも先に進む意志をドリルに込めて突き進んでいくのです。

 

 「無茶で無謀と笑われようと意地が支えの喧嘩道!」

 「壁があるなら殴って壊す、道が無ければこの手で創る!」

 『心のマグマが炎と燃える! 超絶合体グレンラガン!』

 「俺を!」「俺たちを!」

 『誰だと思ってやがる!!』

 

 

 

 三つ目。

 三つ目ぇ……?

 うーん、なんだろう。

 #珪GOというまとめと出会って、そこから二大Twitter小説に手を伸ばしたこと?

 まぁ確かに。片割れを読んでティッシュ数十枚を消費するほど号泣したりもしましたが。

 あとは夏明けに『プリンセス・プリンシパル』に出会ったこと?

 プリプリ(公式略称)はいいぞ。現在Blu-ray&DVDがⅣ巻まで好評発売中!

 あとは……FGOで当カルデアにアルトリア・ペンドラゴンがようやく召喚されたこと? 実装から二年。長かったね… 副産物で槍オルタが宝具5になったりしたけどあはは。(乾いた笑い)

 

 

 あぁ、そうだ。思い出した。

 課題……になってたか知らんけど、いろいろ考えてみたのでちょっと自分なりの回答載せときますね。

 

 『運命とはいったいなにか』

 なんとまぁ、漠然とした問いだなぁと思いました。

 そも『運命』という単語自体が曖昧みーまいんな言葉なので、解釈・回答の仕方なんていくらでもあるんですね。言い換える、というか別の言葉で表すと……なんでしたっけね。前世からのしゅく……宿世(すくせ)! そう宿世です! おぉ、思い出すなんてえらいぞわたし。

 宿世=前世からの因縁、とかそんな感じの意味です。

 「君の前々前世から僕は 君を探し始めたよ」

 とか。これって宿世と呼んでいいんですかね? ダメかな?

 んで、与太話はさておき。

 当時の僕は、運命というものに対して

 「それは決められたもの。覆す・変えるにはそれこそ人生を懸けるほどでなければいけない」

 みたいなことを言ったような気がするんですね。

 「決められたもの」・・・生まれる前から決まっていて、ヒトの人生というのはその決められたレールの上をなぞっているに過ぎない、と。

 各選択も最初からどれを選ぶのか決まっていて、自分で決めているようで決めていない。まるでシミュレートのような、そんなものが『運命』だと考えていました。まだ12月あたまのことです。

 で。

 それから約一か月ほど経って。

 考えって変わるものですね。これは特に僕だから……といってもこれも普通と称されるんでしょう(苦笑) まぁ、優柔不断なのは認めますが…

 

 「運命とは、自分が選択した行動の結果――それを積み重ねてきたもの」を指すのだと思います。

 

 人は誰しも選択を否応なしに強いられる。三回目ですね。

 そうして積み上げてできたものを、人は『運命』という言葉で表現するんじゃないのかな、と。

 見えない努力があり、見えない決断があって、偶然すらもきっと必然で。

 選びに選んだ結果は間違いなんかでなく。

 すべての人間がそうやって積み重ねた結果、たとえばそうやって男女が出会えばそれは「運命の出会い」となるんじゃないのかな。

 だから。そう、だから。

 『運命』は変えられる。

 人が選ぶ決断であるのならば、変えることができる。

 だって、未来は不確かなんだから。

 決まりきった明日などなく。

 なら、誰もが笑い合えるような結末を迎えたっていいわけです。

 

 

 少しズレますが、『縁』という言葉がありますね。

 「袖すり合うも他生の縁」とか「縁が合ったらまた会いましょう」とか。

 『縁』ってなんでしょう。

 なんだか『運命』と似たかほりがしますねコレ。

 僕は以前こう言いました。

 「縁は誰とでも繋がる可能性があるもの」と。

 人は全身から見えない糸が出ていて、それが絡まることで縁が結ばれる――友人になるとか恋人になるとか、まぁいろいろ。

 だいたいにしての意味はきっと変わらないんですけど、これもまたいろいろと考えているうちに変化が生じまして…

 曰く

 

 「縁は、縁という見えない糸は、最初(生まれたとき)からすべての人間と繋がっている」

 「そして、それは色がつくもの」

 

 というものです。

 どういうこっちゃ、と。「縁結び」という言葉と矛盾せぇへん? という意見も……あるなぁ! うわ、矛盾してるようわぁ… やっちゃった…

 ま、まぁ! あくまで個人的な意見なんで話半分に聞いてもらえれば!

 

 ええっとですね。

 すべての人間は、最初から『赤の他人』という縁で結ばれているんじゃないのかな、と。

 胎内という密閉した世界から産道を通って本物の、開けた世界へと出てくるのですが、そうやって生れ出た瞬間は世界の全てが他者(赤の他人)になるわけですよ。

 それが例えば、「自分を取り上げた助産師」という『縁』になったり。

 あるいは、「はじめて乳を飲ませてくれた女性が自分を生んだ母」という『縁』になったり、「その傍らに立つ男性が自分の父」という『縁』になったり。

 もしくは、「友人関係にあった異性」というのが「恋人」というものに変化したり。

 『縁』って『関係』とも言い換えられるんじゃないかなぁって。

 

 「色がつく」、要するに「変わる・変えられることができるもの」みたいな意味合いですね。…なんかかっこよく決めたかったんだよ! 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 こんな感じ、かな?

 三つしか挙げてないけど、いや三つ目に細々としたものが凝縮されてたんだけど。

 書いたらやっぱりキリがないし、なにより俺自身が疲れる!

 餅をついてきて使ってない筋肉が悲鳴をあげてヤバいんだ。

 あと眠い。すごく眠い。

 昼間に、アサヒスゥーパァードゥォラァァァイを少し飲んだだけで眠気がマッハなのでホント俺お酒弱いのな!

 

 今年もいろいろとありました。

 学ぶこと、向き合うこと、苦しいことも悲しいこともいっぱいありました。

 でも。

 それ以上に。

 楽しいことがいっぱいあった。

 多くの出会いがあった。

 だから、来年は、

 今年以上に、もっと、もぉーーーっと!

 たくさんの楽しいことやたくさんの出会いをしたいですね!!

 そうして。

 自分の夢に、憧れだけでは駄目で。

 観測・観察・分析・その他etc.

 少しずつ、地道にでも、一歩一歩進んでいきます。

 

 本年も大変お世話になりました。

 来年もご迷惑をお掛けするとは思いますが、何卒ご容赦のほど宜しくお願い致します。

 それでは、よいお年を。

 

 

 

 それじゃあ――

 行こうか。

 配点:(まだ見えない明日)

 

 

 

「Fate/Protype 蒼銀のフラグメンツ」を読んで

Fate/Protype  蒼銀のフラグメンツ》

本書は「Fate」シリーズの原点でもある「Fate/stay night」、その原型とも呼べる「Fate/Protype」……の前日譚である。
言うなれば「stay night」における「Zero」のような作品である。
…そもそも「Fate/Protype」とは、TYPE-MOONシナリオライターである奈須きのこ氏が、学生時代に書いていた作品であり、それは半ばで止まった作品であり、本来であれば、それが日の目をみることはなかった。

きっかけは、TYPE-MOONが10周年を記念して制作したOVAシリーズ「カーニバル・ファンタズム」。
その3rd Seasonの特典映像としてアニメ化されたのが「Fate/Protype」だ。
きっと、それが、この「フラグメンツ」の物語の始まりだったのだろう。
原作者である奈須きのこ氏の手から桜井光氏の手に渡り、そして2013年の7月。
最初の断片が、この世界に産み落とされた。

「フラグメンツ」と名のつくように、この作品は一九九一年の第一次聖杯戦争ーー我々が知る「stay night」とは別の世界での聖杯戦争ーーを「断片」的に描いた作品である。
点と点で存在しているものの、それらは決して線で結ばれることなく。
言うなれば、最初の一と終わりの十が決められていて、その間の二から九の順番がバラバラに、あるいは、その巻にまつわる登場人物たちに沿って物語は展開されている。


私は、本書、その一巻の読了後にこう感じた。

「なんて、美しい、綺麗なのだろう」と。

桜井光氏は、どうして、こんなにも美しい物語を書けるのだろうか、と。
文章が。それは清流のごとく瑞々しく。
登場人物たちが。それは誰も彼も、聖杯を求める人物たちの生き様が。
遍く全てを愛おしく、美しいと感じた。
初めての出来事だった。
小説を読んで、美しい、綺麗だと感じるなど。
それは、「Fate」シリーズの作品だからか?
否。それは違うと断言できる。
同時期に読んでいた「Fate/Apocrypha」を読んだときには、美しい、とは感じなかった。
だからと言ってなにも感じなかったわけではなく、そう、この作品は「とても人間らしい」と感じてはいた。
…話が逸れた。
初めて得た気持ちに押されるように、気がつけば、他の断片へと手が伸びていた。
そして、つい先ほど。
最後の断片が世に出てから5ヶ月後。
ようやくもって、この断片の物語を読み終えた。

ーーー最高だった。

この一言に尽きる。
多くは語れない。私には、そのように言葉を紡ぐことはできないから。
だから、たった一言。
それで、全てを察してくれたのであれば、これ以上の喜びはない。

かつて、友人がオジマンディアスとアーラシュの関係が気になっていると言っていた。彼らには一体どういった繋がりがあるのか、と。
ネタバレを承知で言わせてもらうが、彼らには、同じ年代で活躍していた、という共通点しかない。
なので、「Fate/Grand Order」で語られるところの関係というのは、ほぼほぼ「FGO」オリジナルと言っても差し支えないと思う。
……だから、「蒼銀のフラグメンツ」を読んで、彼が期待するような展開は起こらない。
……けれど、私はだからこそ本書を薦めたい。
オジマンディアスがアーラシュを敬愛するような描写など一切見られない。
当然だ。これは『聖杯戦争』ーー万能の願望機たる聖杯を求め奪い殺しあう戦いなのだから。
そこで描写されるのは、ただ、英雄としての姿。
サーヴァントとして、主(マスター)に召喚された姿。
彼らの英雄としての、その一側面の姿、だ。




これよりネタバレ

沙条愛歌という少女をどう感じるだろうか。
歪? 邪悪? それとも、彼の神王が語るところの世界を喰らう女神(ポトニアテローン)か?
……いいや。 いいや、違う。
彼女は、
どうしようもなく純粋で
どうしようもなく無垢で
そして、
どうしようもなく、恋する少女、なのだ。

なんの因果、あるいは奇跡か。
生まれながらにして根源と接続していた少女は、全てを見、全てを知るからこそ、その人生ーーいや、その活動期間を無為に無意味に過ごしていた。
人ではなく、言ってしまえばそれは、ただ決められた(プログラミングされた)行動を取るだけのロボットのような。
だから、彼女は自身の能力、そのうちの一つを封じた。
それは「自身の未来を知る」ということ。
全てを見、全てを知れば、そんなもの生きている意味など無いに等しい。
故に、彼女は自身の能力に制限を掛けた。
……そうして制限を掛けるその直前、彼女は視てしまった。
いつか、『聖杯戦争』と呼ばれる戦いに参加する際、そこで喚び出したサーヴァントに

ーーー恋をする、と。

およそ人間らしい感情を持ち合わせていなかった彼女は、結局、聖杯戦争に参加することが決まりそのサーヴァントを喚び出す直前まで、自身が恋をすることなど信じられなかった。
自身は世界の機構、あるいは世界そのものであり、そういった人間らしい感情など持ち合わせる必要も理由もないのだと。

果たして、
呼び出されたサーヴァントは、

彼は、騎士だった。
おとぎ話に出てくるような、白馬が似合う王子ーーいや、王だった。
翡翠の瞳は強い意志と、そして温かな優しさを、
蒼と銀の鎧を見に纏い、
その手には、星の内海で鍛え上げられた神造兵器ーー人々のこうあってほしい、という願いがカタチになった最強の幻想(ノウブルファンタズム)を持ち、
それは、誰よりも、
清廉で潔白な、
強さと、同時に優しさを兼ね備えた、
星の聖剣使い。
騎士の中の騎士王。

アーサー・ペンドラゴンだった。


そして、このとき、
はじめて沙条愛歌という少女は、
『恋をした』のだったーー。


『恋』という感情を得たことで、彼女はヒトになった。
人のカタチをした神の如き権能から
神の如き権能を振るうヒトへと。


あぁ、それは、
なんて、美しいのだろうか。

彼女は恋をした。
一途に、ただひたすら一途に恋をした。
召喚したセイバー、アーサー・ペンドラゴンに。
好きで好きで堪らなかった。
恋しくて愛しくて、だから、
聖杯を求める彼の願いを叶えようと思った。

『故国の救済』
かつて滅びたブリテンの再興。
それが、それこそが、セイバーが聖杯に託す願いだった。
だから、
彼女は、沙条愛歌は、その願いを聞き届けた。
だから、
彼女は、沙条愛歌は、この戦争を勝ち抜けた。

どうしようもなく単純で、
どうしようもなく素直で、
どうしようもなく穢しようのない感情で、
ただひたすらに恋する乙女は、
その全能の全てを、
ただひたすらに恋した騎士へと使った。

……繰り返しになるが、
沙条愛歌という少女は、本当に美しい。
恋をする少女は、本当に美しい。
純粋で、
無垢で、
汚れを知らない少女。
だから、
だからこそ、
この断片の物語は本当に『恐ろしい』のだ。

ただまっすぐに、想いビトの為にと、
そのチカラを振るう少女の姿は、
あらゆる全てを利用し、
あらゆる全てを犠牲にし、
あらゆる全てを冒瀆しようとしているにも関わらず、
一片の曇りなく、美しいのだ。

なぜ? と言われても私にもわからない。
ただ、まっすぐすぎるから
ただ、純粋すぎるから、なのか。


さて、
思いの外長くなってしまった。
いや、
普通の感想なんて、こんなものかもしれない。
あまりこういったことをしないので、どれが基準でなにが普通かなんてことは分からない。
ただ、心のままに、思ったことをぶつけただけだ。
何かを感じて貰えたら嬉しい。
何も感じなくても、少しでも興味を持ってくれれば幸いだ。

それでは、今回はここまで。

角換わり腰掛け銀 実践譜 VS D

先週に指した将棋の自戦記でも書いてみようと思います。

なかなか面白い戦いになって満足しました。

 

 

先手:わたし

後手: D

 

▲7六歩△8四歩▲2六歩△3二金▲7八金△8五歩

▲7七角△3四歩▲8八銀△7七角成▲同銀△4二銀

▲3八銀△7二銀▲2五歩△3三銀▲4六歩(下図)

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 正調角換わり。

 ちなみに相手が “D” だと明記してあるんですけど、これ対局中は誰が相手かわからなかったんですよね。

 天パの粋な計らい(?)のせいです。おのれ。

 

 ▲2五歩を決めるのが最近の流行(だったハズ…)。

 ▲3八銀~▲4六歩は腰掛け銀を目指した動きでもあり…

 

 

上図以下

△6四歩▲4七銀△6三銀▲6八玉△4二玉▲3六歩

△7四歩▲3七桂△7三桂▲4八金△6二金▲2九飛

△8一飛(下図)

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 ▲4七銀のところでは▲6八玉~▲3六歩~▲3七桂として、次に▲4五桂を狙う指し方もあります。

 竜王戦でも見られた指し方で、これは一気に終盤になる変化もあり余程の研究がないと指しこなせないと思います。(去年の10月期にこれに挑んで返り討ちにあいました*1

 △8一飛までで先後完全な同型。

 ここからの進行は非常に難しいです。

 ▲6六歩(あるいは△4四歩)は△6五歩(▲4五歩)の仕掛けを誘発します。ということは駒組みの進展性が現状“ほぼ”望めない。

 ▲7九玉(△3一玉)も確実なプラスとは言い難い。最悪また同じところに戻ってくる場合もあります。

 

 

上図以下

▲1六歩△9四歩▲9六歩△1四歩▲4五歩△5四歩

▲4六角△5二玉▲7九玉△6一玉▲6六歩△7二玉

▲8八玉△4一飛(下図)

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 端歩の突き合いは手待ちの意味もあったんですが、結局はノータイムの応酬(苦笑)

 というわけで、打開を迫られたので▲4五歩と位を取ることに。狙いは▲4六角と置いてからの3筋交換です。3筋交換…

 結局やらなかったんですけどね! いつでもできそう、と放置したせいです。

 先手は矢倉に入城、後手は右玉の構えに。

 こういった展開になれば駒組みに進展性も出てきます。(右玉は基本待機戦術なので先手が金矢倉、銀矢倉あるいは穴熊に組み替えることが多々あるため)

 △4一飛に代えて△4四歩も有力。銀が動けば2一の桂が使えるようになります。

 このあたりは各人のセンスも問われそうな感じ。

 

 

上図以下

▲5六歩△4四歩▲同歩△同銀▲2四歩△同歩

▲同角△2三歩▲4二歩△8一飛▲4六角△5五歩

▲4一歩成△同飛▲4五歩△3三銀▲5五角△5四歩

▲4六角△4四歩▲同歩△同銀▲2四歩△同歩

▲同角△2三歩▲4二歩△5一飛(下図)

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 ▲5六歩は角を逃げられるようにした… というよりは前例(王位戦第六局)を踏襲した指し手ですね。

 4筋の交換には大人しく▲4五歩でよかったのですが、局面を動かしたく(待つ手が難しかった)▲2四歩から動いたのですが▲4二歩は指しすぎでしょう。

 本譜は△5五歩だったので成り捨てから▲4五歩がいい切り返しにもなった感じですが、単純に△3三桂跳ねくらいでわからなかったです。

 ▲5五角では▲5五歩と取るほうがいいです。対局中は「何か」が嫌だったので▲5五角だったのですが一体それがなんだったのか…

 再びの▲4二歩までの進行は「もう千日手でもいいかなー」という心境だったのですっ飛ばして指してました。ただ、▲4五歩以下の変化は読んでみるべきでした。

 

 

上図以下

▲4六角△4五歩▲6八角△3三桂▲1五歩△5五歩

▲1四歩△6五歩▲1三歩成△5六歩▲5八歩△5五銀

▲2三と△6六歩▲4一歩成△8一飛▲3二と△8六歩

▲同銀△6五桂(下図)

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 △4五歩で角をどかして△3三桂。自然な活用に見えますが1筋が薄くなったので端攻めがあります。△5五歩の方が速そうに見えた(現に対局中は少し遅いかな、と感じていた)のですが読ませてみると、なんと先手有利なんだと。へぇー。

 △5六歩までほぼ一直線。ここで▲5八歩が悪手 by魔女。

 代えて▲2三とで有利を維持できていたそうです。△5七角と打ち込まれるのが気になっての▲5八歩だったのですが、▲5八金と寄っておけばなんでもなかったようです。

 ▲4一歩成に手順に△8一飛と回って△8六歩でしたが、△1九香成~△6四香もありました。というかそれやられてたら投了級ですね…

 

 さて。

 上図の局面。あなたならどう見ますか。

 わたしは、この局面は先手敗けかなと思っていました。

 ただ、最後までわからないのが将棋の、『人と人』の対局のおもしろいところなんですよね!

 さぁ、華麗なる逆転劇を始めよう。

 

 

上図以下

▲2二飛成△6七歩成▲同金△6六歩▲7七金△同桂成

▲同角△6七歩成▲5五角△7九角▲9八玉△8六飛(下図)

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 ▲2二飛成は勝負に行った手。これで負けるならしょうがないと思って指しました。

 △6七歩成からは予想通りの進行。▲7七金は勝負手です。△同桂成に▲同角の形を作りたかったんです。

 そして二度目の△6七歩成。内心ガッツポーズしてましたよ、えぇ!

 ▲5五角と飛び出せるのです。最初の△6七歩成のときに見つけることができたのが幸いでした。

 …と、ひゃっほいしながらこの文章書いているんですけど、実はまだ▲5五角の局面は後手が良いらしいのですよ。

  

 はい、じゃあ▲5五角の局面での正着はなんでしょーう?

 

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 正解は…

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 △8六飛でした!

 ▲同歩は△8七銀から詰みます。放っておいても△7九角から詰みます。

 こちらが先に詰ませればいいのですが、生憎と駒が足りません。

 いやぁ、Dは手順前後だったわけですね。惜しい!

 つまり本譜の△8六飛に▲同歩と取れば、こちらに詰みがなくわたしの勝ち……

 

 

二個上図以下

▲7三銀△同金▲3三と△6二歩▲6五桂△9七銀

▲同桂△8九銀▲同玉△8七飛成▲8八銀△7八と までDの勝ち

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 ……まぁ、そうは問屋が卸さないワケでして。

 終盤力(笑)。

 時間みたら二分弱残ってたんでよく考えなさいおバカ! ってセルフツッコミですよ。

 

 久しぶり、大体半年ぶりの対局は彼に軍配が上がったわけですが、

 いやぁ! 楽しかったなぁ! 

 というか久しぶりに負けた。直近の覚えてる範囲の対局は勝ち越してたんでかなり悔しいですね!

 うん、次。次は負けないぞ!

 ……次あるかはわからないけど。

 

 

 

ちなみに、この後天パとも指したのですがまたもや終盤力(笑)を見せつけて負けました。五手詰が見えないなんて…!

気になったら10切れの一番上の棋譜見てみてください。

まぁ、見なくても近々その棋譜の感想とかまたアップする予定ですが…

 

*1:なので、学祭で居飛車オンリー、特にD相手に一手損ではあるものの角換わりで挑んだのはこういった経緯があったりします)

zakki 4

「おまえ、今日はなにしてたんだよ」

「いや、うちでのんびりゴロゴロしてて・・・」

「いつもじゃねーか!」

みたいなやり取りがあったりなかったり。

 

 

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はい。

てなわけで今月の雑記です。

いやぁ、しっかしあっという間ですなー。

気が付けば、もう3月も終わり。

来週、というか今週の土曜からもう4月ですよ!

はえー・・・

 

 

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ところで4月といえばーーー?

そう!

4月1日(エイプリルフール)!

毎年企業・団体等がこの一日のためにあれやこれやと色々仕込んでくる一大お祭りイベント。

正直なんでそこまでやるんだよw みたいなところはありますが、大人になってもそうやって楽しむことができるって結構素晴らしいことなんだなって最近思います。

 

 

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友人各位も無事卒業できたようでなによりでございます。

おめでとう!

そして、地獄へようこそ。

 

・・・なーんて。

知ったような口聞いてますが一番底にいるの僕ですからね!?

スタートラインの差はどうしよーもできねーんだわ。

 

頑張らなくていい。

できること “だけ” をやればいい。

でも、疲れたらゆっくり休んで。

壊れてしまってからじゃあ、もう遅いから。

キミの代わりになる人間なんて、居ないのだから。

 

 

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話は変わって。

坂本真綾さんのラジオ「ビタミンM」を聴いたのですが、

これはあれですね。

 

もっとはやく知りたかった!

 

こんな素敵なラジオがあったとは・・・!

つーか777回もやってたんだ・・

伸ばすアンテナがまだまだ足りんなー、なんて。

 

ちょこっとFGO話になってしまうのですが、6章クリアしたらぜひ、坂本真綾さんの「レプリカ」を聴いてみてほしいです。

 

 

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素敵なお写真いただきました。

家宝にします(おい

ところで二枚目の写真、横のやつ『角換わり ▲48金▲29飛型』ですね。

ちょっとその辺気になってるんであとで誰か教えてほしいのですが・・・

 

 

私のゆめ

私はきっと、小説家になりたかったのだと思う。



けれど、

いまは、もう、叶うことのない願いだ。



私の人生は、とっくの昔に破綻していた。

生まれ落ちた瞬間からきっと。

いや、そもそも。

あの人間たちの間から生まれてきたこと事態が間違いだったのだろう。



どうにもならない。

どうしようもない。


変わらない。

変えられない。



願ったところで。

口に出して、想いを伝えたところで。



なにも、理解しては、くれないのだ。




自分たちが、絶対的な正義であるということを無自覚のまま振りかざす。



説得も交渉も対話も懇願も。



したところで意味がない。






私のゆめは小説家になることだった。

それはもう過去のことだ。



私は、8年後に死のうと思う。

30歳を迎えたその日に。


どのみち、人の終着点は結局のところ死ぬことなのだ。

それをただ、早めるだけ。



それまでは、悔いの残らないよう生きてみようと思う。

それが、いまの私のゆめだ。






新年

あけましておめでとうございます。

今年もモーラ全廃棄日記をよろしくお願いします。

 

 

 

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餅つきをして来ました。

おかげさまで普段使わない筋肉を酷使した結果、全身が筋肉痛でヤバいです。

あ、お餅は美味しかったです。

 

(1月7日 追記)

お餅美味しいの話どころか年明けしょっぱなから風邪引いて寝込んでましたよわーい。

『一年の計は元旦にあり』なんて言いますけどはてさて…。

 

 

 

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人類は肉を求めているんだ!

ただし食べ過ぎはNGです。

あと飲み過ぎも。

 

 

 

 

zakki 3

 

涙をボロボロ流しながらゲームをしている痛い人の日記はこちらになります。

Fate/Grand Order』、素晴らしい作品でした。

 

 

…え? ここは"将棋"のブログじゃないのかって?

 

 

…なんのことかなぁ……

 

 

 

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10月に史上最年少のプロ棋士となった藤井聡太四段のデビュー戦が昨日、12/24(土)に東京の将棋会館で行われました。

第30期竜王戦6組。その対局相手は、今まで数々の偉業を成し遂げてきた加藤一二三九段。

戦型は相矢倉に。

先手の加藤九段が攻め、後手の藤井四段はその攻めを受けるという展開。

そして、対局開始から十時間経過した午後八時。

結果は△110手までで後手の藤井四段の勝利。

 

 

…いやね、本当にすんごいですよこれは。

この時代に生まれ、なおかつ大学で再び将棋に目を向けなければ知ることもなかった(かどうかはわかりませんが)。

数々の星の巡りあわせが重なってこうした奇跡を見ることができた。

それだけでおなかいっぱいです。

 

 

…おなかいっぱい、だったはずなんだけどなぁ

 

 

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焼肉食べに行きたくないですか?

私は行きたいです。

なので、だれか奢ってください。

 

 

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空白の一か月間の話? - モーラ全廃棄日記

 

思えば、『Fate/Grand Order』が話題に出てきたのは後にも先にもこの記事っきりでしたか。 

一年と五か月、いや私の場合は今年の5月から10月までほとんどプレイしていなかったので実質一年ですか。

 

 

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成し遂げました。

 

 

本当に、長いようで、でも、あっという間でした。

そして、そしてね。

人生で、ゲームをしてきて、

こんなにも泣いたのは、初めてでした。

 

ぼろぼろと、ぼろぼろと。

そりゃあ、もう子どものように。

 

 

…上でも書いたとおり、数々の星の巡りあわせ。

「あのときこうしていれば」とか、「そうしたからこそ」等々。

そういったものが上手く重なったからこそ、こうしてこの結末を迎えることが出来たんだと思います。

 

 

Fate/Grand Order』本当に素晴らしい作品でした。

第一幕はこれにて終演。

第二幕の開演まで気長に待つとしましょう。

 

 

…さぁって、頁と歯車集めに行くかぁ…